ブルーゾーンとは|5地域の習慣と年齢記録の批判を論文で確認
ブルーゾーンは百歳に達する人の割合が高い地域を指す言葉で、2004年のサルデーニャの研究に始まる。共通の習慣は観察の話で因果は確かめられておらず、年齢の記録には批判と反論がある。沖縄の男性の平均寿命は2020年に43位まで下がった。
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結論
ブルーゾーンは、百歳に達する人の割合が周りより特に高い地域を指す言葉で、2004年にプーラン(Poulain)らがイタリア・サルデーニャ島の研究で使ったのが始まりである。その後ベットナー(Buettner)が、沖縄・サルデーニャ・ニコヤ・イカリア・ロマリンダの5地域と、共通の習慣9項目「パワー9」を広めた。ただしこれは長生きした人を後から調べた観察で、習慣が長生きの原因だと試験で確かめたものではなく、地域を研究してきた研究者自身も「食事が原因だという主張は証明が要る」と書いている。年齢の記録を疑うニューマン(Newman)の批判は2024年にイグ・ノーベル賞を受けたが、2026年11月6日時点で査読誌への掲載は確かめられず、2025年には査読誌で反論が出た。沖縄の男性の平均寿命は1985年の全国1位から2020年の43位まで下がったが、75歳の平均余命はまだ2位で、優位は高齢の世代に偏っている。
なお、検索で上位に出る株式会社ブルーゾーンホールディングス(ヤオコーグループの持株会社。東証プライム、証券コード417A)は食品スーパーなどの子会社を経営管理する会社で、この記事が扱う長寿地域の研究とは別である。
この記事の基準日: 2026年11月6日。言葉の由来の論文(2004年)から2025年の反論までの論文、ニューマンのプレプリント(査読前の原稿)、厚生労働省の生命表と百歳以上高齢者の統計、沖縄県の資料を開いて書いた。論文は NCBI の公式の窓口か公開先で開き、全文を開けなかった論文は要旨に書かれた範囲だけを使っている。National Geographic の2005年の記事の原文には当たっていない。医師の監修は受けていません。
ブルーゾーンという言葉はどこから来たのか
言葉の出どころは、学術誌 Experimental Gerontology に2004年に載ったプーランらの論文である。著者らは、1880〜1900年にサルデーニャで生まれた人のうち百歳になった人の割合を「極端な長寿の指標(ELI)」として計算し、統計の方法で滑らかにして地図に表した。すると、島の中東部の山地に長寿が集まっていた。論文はこの地域を「Blue Zone」と呼んだ。名前は、地図の印に使った青いマーカーから来ている。
この論文が注目されたのは、男性の多さである。世界では百歳以上の女性は男性の約3倍とされるが、この地域ではほぼ同じ数だった。要旨は比を1.35(島のほかの地域は2.43)と書いている。要旨の英語は「男性対女性」となっているが、同じ要旨が先に「女性対男性の比が低い」と書いているので、女性を男性で割った値と読むのが自然である。1880〜1900年生まれで百歳に達した割合は0.51%で、ヨーロッパ全体の約5倍、サルデーニャ全体の3倍近くだったと、2025年の論文が整理している。
大事なのは、出発点の論文が原因を言い切っていないことである。要旨は「仕組みは分かっていない」と書いたうえで、山地であること、近親婚と移住の少なさで遺伝的な特徴が残った可能性、性ホルモンや性染色体が関わる可能性を仮説として挙げている。この時点では習慣の話は中心ではなかった。
どこまでをブルーゾーンと呼ぶかも、論文によって違う。最初の地域は、2025年の2本の論文で「6つの村(約1万2,000人)」「14の村」「15の市町村」と書かれている。プーランとヘルム(Herm)の2025年の論文は、1907〜1920年生まれで計算し直した地域を44市町村とし、指標を新生児10万人あたり1,327人(最初の計算は509人)としている。同じ論文は、国全体より50%以上高いことを条件に挙げる。
もう一つの意味が商標である。2025年の文献の整理によると、「Blue Zones」はベットナーが2005年に商標として登録し、「Power 9」も会社の権利になっている。2011年にアイオワ州で始まった Blue Zones Project は、別の論文が「商業的な健康づくりの事業」と位置づけている。人口学の用語としてのブルーゾーンと、事業の名前としての Blue Zones は分けて読む必要がある。
ブルーゾーンの5地域はどこで、どこまで確かめられているのか
広く知られる5地域は、ベットナーが挙げたサルデーニャ、沖縄、ニコヤ(コスタリカ)、イカリア(ギリシャ)、ロマリンダ(米国カリフォルニア州)である。2025年に出た文献の整理(65本を読んだスコーピングレビュー。研究の範囲を地図のように整理する総説)は、これらを同じ扱いにしていない。
| 地域 | 報告された長寿の中身 | 年齢の確かめ方 | 2025年の整理での扱い |
|---|---|---|---|
| サルデーニャ(オリアストラなど) | 1880〜1900年生まれの0.51%が百歳に。百歳以上の男女がほぼ同数 | 1866年からの戸籍、17世紀からの教会の記録、村の家系の復元 | 十分に調べられた |
| 沖縄 | 1976年に百歳の割合が本土の約7倍と報告。1972〜2006年は47都道府県で1位(2006年には全国の約2倍) | 全国高齢者名簿、国勢調査、失われた記録の再建、本人と家族への聞き取り | 十分に調べられた(近年は周囲に近づいている) |
| ニコヤ | 1990〜2011年の男性の死亡率がコスタリカの他の地域の0.80倍。60歳の男性が百歳になる確率は日本の男性の7倍。女性には見られない | 1883年からの出生台帳、選挙人名簿、死亡の記録 | 十分に調べられた(近年は周囲に近づいている) |
| イカリア | 2009年に90歳以上が124人で人口の1.49%(ギリシャ本土は0.33%) | 出生記録が無い人が多く、住民の台帳と聞き取りで確認 | 調査中 |
| ロマリンダ | カリフォルニアのセブンスデー・アドベンチスト34,192人を追うと、30歳の余命が他の白人より男性7.28年、女性4.42年長い(ロマリンダだけの数字ではない) | 地域としての人口の研究が無い | 除外 |
出典: Austad・Pes(The Gerontologist・2025)、Rosero-Bixby ら(Vienna Yearbook of Population Research・2013)、Fraser・Shavlik(Archives of Internal Medicine・2001)、Candal-Pedreira ら(Aging and Disease・2025)(2026年11月6日に確認)。
ロマリンダの扱いが違うのは理由がある。プーランとヘルムの2025年の論文と文献の整理は、どちらもロマリンダが編集者の要望で入ったと書いている(米国の例がほしいという要望)。アドベンチストの研究は個人を追ったものだが、ロマリンダという土地の住民全体を調べた人口の研究ではない。
地域の数も決まっていない。プーランらは検証済みをサルデーニャ・沖縄・ニコヤ・イカリアの4つとし、最近はマルティニークを5番目に挙げる。文献の整理は10地域を拾い、チレント(イタリア)、オランダの1自治体、如皋(中国)などを調査中、メノルカ(スペイン)を除外とした。別の論文は、2023年にシンガポールが「6番目のブルーゾーン」と呼ばれたと書くが、これは政策で作った地域で、文献の整理の対象からは外れる種類である。「世界の5つ」は決まった数ではなく、誰が数えるかで変わる。
共通の習慣「パワー9」には何が書かれているのか
共通の習慣として最もよく引かれるのが、ベットナーとスケンプ(Skemp)の2016年の論文にある9項目である。著者が書いた内容と数字をそのまま並べる。数字は著者の書いた値で、当記事が確かめた効果ではない。
| 項目 | 論文の説明 | 論文に書かれた数字 |
|---|---|---|
| 自然に動く(Move Naturally) | 庭仕事など、機械に頼らず体を動かす環境で暮らす | なし |
| 生きがい(Purpose) | 自分の目的を知っている | 余命が最大7年 |
| ストレスを流す(Down Shift) | 沖縄の先祖を思う時間、アドベンチストの祈り、イカリアの昼寝、サルデーニャの夕方の集まりなどの決まった習慣 | 定期的に昼寝する人は心臓病で亡くなる割合が最大35%低い |
| 腹八分(80% Rule) | 8割で食べ終える。一番少ない食事を午後遅くか夕方にとり、その後は食べない | なし |
| 植物中心(Plant Slant) | 豆が食事の中心で、肉は主に豚肉 | 肉は月に約5回、1回3〜4オンス |
| 夕方のワイン(Wine @ 5) | アドベンチスト以外は、友人や食事とともに適量を飲む | 1日1〜2杯 |
| つながり(Belong) | 信仰の共同体に属する | 百寿者263人のうち5人を除く全員が所属。月4回の礼拝で余命が4〜14年 |
| 家族を先に(Loved Ones First) | 生涯のパートナーを持つなど、家族を優先する | パートナーで余命が最大3年 |
| 仲間(Right Tribe) | 健康的な行動を支える仲間の中で暮らす。沖縄の「模合」(生涯続く5人の友人の組) | なし |
出典: Buettner・Skemp(American Journal of Lifestyle Medicine・2016)の本文(2026年11月6日に確認)。
読むときに知っておきたい点が三つある。一つ目は書き手である。著者2人は Blue Zones 社の CEO と社員で、論文の利益相反の欄にもそう書かれている。
二つ目は数字の根拠である。論文の文献は4本だけで、生きがいの7年、礼拝の4〜14年には文献番号が付いていない。遺伝が寿命に占める割合を約20%とする文には、デンマークの双子の研究が付いている。三つ目は事業の成果の書き方である。アルバート・リー(米国ミネソタ州)で、約1年半後に平均余命が3.2年長くなり、医療費が40%減ったと書くが、測り方も比較の群も書かれておらず、出典も付いていない。
9項目は、著者が長寿の地域に研究者を送り、長寿を説明しうる特徴として取り出したものである。ベットナーは2025年の講演の記録でも、長寿は意識して健康を追うことより環境から生まれると述べている。プーランらは別に7つの原則を示し、食事・運動・社会の支え・環境を中心の要因に挙げている。どちらも、9項目や7原則を別の人が取り入れて寿命が変わるかを試した結果ではない。
ブルーゾーンの習慣が長生きの原因だと言えるのか
今ある証拠では言えない。ブルーゾーンの研究は、長生きした人や長生きした地域を後から調べたものがほとんどで、別の習慣の人と無作為に分けて比べたものではない。地域を研究してきたペス(Pes)とプーランらは2022年の総説で、長寿の集団で記録された食事を、そのまま長寿の原因と見なすのは証明の要る主張だと書き、食事が地域の中で同じで時代でも変わらないという前提にも疑問を示した。話題ごとに分けるとこうなる。
| 話題 | 観察から言えること | 因果としては言えないこと |
|---|---|---|
| 食事の中身 | 沖縄の高齢者は人生の半分近くをカロリーの少ない食事で過ごし、10〜15%の軽いカロリー制限にあたると読まれている。ニコヤの食事は米・豆・動物性たんぱくが多い | 地域ごとに中身が違い、一つの「ブルーゾーン食」は示されていない。その食事に変えれば長生きするとは確かめられていない |
| 食事の変化 | サルデーニャの90〜101歳150人の聞き取りでは、1960年代初めを境に肉・オリーブ油・果物がやや増え、ラード・豆・野菜が減った。鶏肉の増加は日常の動作と相関し(ρ=0.351・0.333)、野菜と健康の指標の相関は低かった | 昔の食事を本人の記憶で聞いた相関で、肉を増やせば動作が保てるとは言えない |
| つながり・運動 | イカリアの90歳以上71人では、毎日人と接する人が77.9%、中等度以上に動く人が71.8%。地中海食の点数は62.7%で、著者は説得力が弱いと書く | 一時点の調査で比べる群も無い。つながるから元気なのか、元気だからつながれるのかを分けられない |
| 暮らし方と気持ち | サルデーニャとイカリアの90歳以上では、配偶者と暮らす人や未婚の人、楽観的な人、自分の健康をよいと答える人の割合が比較の地域より大きい | 楽観や同居が原因か、健康の結果かは分からない |
| 病気との関連 | イカリアの65〜100歳673人を4年追うと、コーヒーと紅茶、果物、オリーブ油だけを使う人で心血管病が少なく、中等度以上のうつ状態は死亡の多さと関連した | 同じ人の中で食事を変えた試験ではない |
| 遺伝 | 2021年の比較では遺伝の影響は行動や健康の指標より小さいかもしれないとされ、長寿の遺伝子の多さは複数の研究で見つかっていない。沖縄では FOXO3 という遺伝子と長寿の関連が報告された | 遺伝が無関係とも言えない。2025年の反論の論文も、否定したことにはならないと書く |
| 環境と移住 | ニコヤの男性の優位は、外へ移り住んだ人では消える。4地域に共通するのは島や半島での孤立で、気候や地形は似ていない | 環境のどの部分が関わるのかは分からない |
| 若い頃の生き残り | コスタリカの90歳代は若い頃に厳しい健康状態を生き延びた世代で、弱い人が先に亡くなった結果かもしれないと2008年の論文は書いた | 同じ習慣で今の世代も同じになるとは言えない。後で書くように、ニコヤの後の世代では優位が消えている |
出典: Willcox・Willcox(Current Opinion in Clinical Nutrition and Metabolic Care・2014)、Rosero-Bixby ら(2013)、Pes ら(Nutrients・2021/Maturitas・2022)、Legrand ら(International Journal of Environmental Research and Public Health・2021)、Poulain ら(Mechanisms of Ageing and Development・2021)、Chrysohoou ら(Angiology・2016)、Austad・Pes(2025)、Candal-Pedreira ら(2025)、Rosero-Bixby(Demography・2008)(2026年11月6日に確認)。
文献の整理の著者も、遺伝の違いや社会のつながりの役割などは小さな研究や再現されていない研究に基づくものが多く、仮説の段階にとどまると書いている。
個人を追った研究で大きな数字が出ているのは、先の表のアドベンチストの研究である。34,192人を1976〜1988年に追い、食事・運動・体格・過去の喫煙・ホルモン療法(女性)の組み合わせで、アドベンチストの中でも余命に最大10年の差があると計算した。要因ごとの差は1.06〜2.74年だった。ただし自分で習慣を選んだ人たちの観察で、著者も「おそらく示している」と書く。地域の話とは別の種類の証拠である。
ブルーゾーンの名前を使った介入の研究もある。米国の大学の職員52人が8週間のオンラインのプログラムを受けた2022年の研究では、心の健康の点数と食事の点数が前後で改善した。ただし要旨に比較の群は書かれておらず、測ったのは寿命ではない。
もう一つ、長生きと健康は同じではない。反論の論文は、これらの地域の高齢者は健康で元気だと書くが、イカリアの90歳以上71人(平均94.1歳)を調べた2019年の報告では、高血圧が70.4%、糖尿病が19.7%で、66.0%に慢性の病気が1つ以上あった。病気がないから長生きしている、という話ではない。元気に暮らせる期間の定義と日本の数字は、健康寿命を延ばすにはにまとめた。
年齢の記録を疑う批判は何を言っているのか
代表的な批判は、ソール・ジャスティン・ニューマン(Saul Justin Newman)の原稿「Supercentenarian and remarkable age records exhibit patterns indicative of clerical errors and pension fraud」である。2019年7月に bioRxiv(査読前の原稿を公開する場所)に載り、最新は2025年11月の第4版である。2024年のイグ・ノーベル賞(人口学賞)を受けた。主な主張は次のとおりである。
- 米国では、州が出生証明を導入すると110歳以上の記録が69〜82%減る。
- 徹底的に確かめたとされる110歳以上の人のうち出生証明があるのは18%で、米国では0%。誕生日は5で割れる日に偏っている。
- イタリア・イングランド・フランスでは、長寿の記録が多い地域ほど貧しく、平均寿命が短く、犯罪が多い。イングランドとフランスでは高齢者の貧困率だけで地域差の半分以上を説明できる。
- サルデーニャ・沖縄・イカリアは、国の平均より所得と識字率が低く、犯罪が多く、平均寿命が短い地域にあたる。
- 日本では2010年に23万人を超える百歳以上が行方不明や死亡などと分かり、誤りの率は82%だった。ギリシャでは2012年に国勢調査の百歳以上の少なくとも72%が亡くなっていた。イカリアとサモスを合わせても2011年の国勢調査の百歳以上は13人だった。
同じ著者の2024年の別の原稿(medRxiv)は、236の国や地域の1970〜2021年の統計を比べ、80歳から百歳を超えて生きる割合の上位に、タイ、ケニア、マラウイ、西サハラなどが入ると指摘した。
この批判には背景がある。エクアドルのビルカバンバ、カフカスのアブハジア、パキスタンのフンザは、20世紀に長寿の村として有名になった後、年齢の誇張だと分かった例である。反論の論文の著者も、自己申告の極端な長寿の多くは誤りだと認めている。
査読の状況を書いておく。bioRxiv の記録では、4つの版のどれにも掲載先は無く(2026年11月6日に確認)、medRxiv の原稿も同じである。著者は本文で、BMC Public Health の査読を通ったが掲載されていないと書いているが、当記事はこれを確かめられなかった。イグ・ノーベル賞は査読の代わりにはならない。
批判への反論は何を言っているのか
まとまった反論は、オースタッド(Austad)とペスが2025年に The Gerontologist に載せた論文である。ペスはサルデーニャのブルーゾーンの発見者で、論文にもそう書いている。つまり当事者の反論である。要点は四つある。
一つ目は調べ方である。申告ではなく、複数の独立した記録を突き合わせている。サルデーニャでは戸籍と教会の記録を照らし、家系を村ごと復元した。姉の名前を受け継いだ妹を取り違えた例が見つかり、110歳とされた人を名簿から外している。ニコヤでは2007年に35人の百歳を確かめ、107歳と言っていた1人を外した。沖縄では百歳の記録を別に調べた52人のうち49人(94.2%)が申告と一致し、2008年の検証の論文は全百歳の8%を調べて、高い割合は妥当と結論した。
二つ目は対象の違いである。ブルーゾーンは110歳以上の人数の話ではなく、90歳以上の人の割合の話だと書く。ニューマンの原稿は、題名も主張の多くも110歳以上の記録を扱っている。
三つ目は貧しさの読み方である。今の統計と、高齢者が人生の大半を過ごした時代の状況を混ぜてはいけない、広い地域の犯罪と小さな村の犯罪を混ぜてはいけないと書く。サルデーニャのブルーゾーンは約160万人の島の中の約1万2,000人である。
四つ目は2010年の日本である。ここは別の論文で確かめられる。Saito らの2012年の論文によると、23万人という数字は戸籍の調査の結果で、1872〜1910年の出生の0.5%にあたる234,354人が死亡の記載のないまま残っていた。うち77,118人は120歳以上、884人は150歳以上にあたる。一方、平均寿命の計算に使うのは国勢調査・住民の台帳・人口動態統計で、戸籍は使っていないため、影響は事実上ないと論文は結論している。住民の台帳をもとにした確認で行方が分からなかったのは、百歳以上44,449人のうち584人(1.3%)で、沖縄は922人のうち0人だった。ニューマンの本文(補足の資料は読めていない)は、82%の分母も、どの台帳の数字かも書いていない。
もっとも、反論で全部が片付いたわけではない。沖縄の戸籍は1945年の沖縄戦で大きく失われ、後で作り直された。プーランは2011年に、これが年齢の誤りの原因になりうるが具体的な証拠は無いとして、深い検証を求めた。2024年の論文でも、最高齢の人の一部の年齢が正しくない可能性を要因の一つに挙げている。イカリアは出生記録の無い人が多く、2025年の文献の整理は調査中に分類した。反論の論文の著者の1人は当事者で、挙げられた検証の多くは地域を研究してきたグループの仕事である。独立した第三者が同じ記録を調べ直した論文は、当記事が読んだ範囲には無かった。別の論文(Wachter・2018年)はニューマンの先の論文に対し、イタリアの出生の記録の形では想定された誤りは起きにくいと反論したが、これはイタリアの話である。
資料の位置づけを表にする。
| 資料 | 立場 | 載った場所 | 査読 |
|---|---|---|---|
| Newman(2019〜2025年) | 批判 | bioRxiv | 査読誌への掲載は確かめられない |
| Newman(2024年) | 批判 | medRxiv | 査読誌への掲載は確かめられない |
| Saito ら(2012年) | 日本の数字の説明 | Demographic Research | 査読のある学術誌 |
| Willcox ら(2008年) | 沖縄の年齢は妥当 | The Journals of Gerontology | 査読のある学術誌 |
| Poulain(2011年) | 沖縄の深い検証を求める | Demographic Research | 査読のある学術誌 |
| Poulain・Herm(2024年) | 沖縄は世代で分かれる | Journal of Internal Medicine | 査読のある学術誌 |
| Austad・Pes(2025年) | 反論(当事者を含む) | The Gerontologist | 査読のある学術誌 |
| Poulain・Herm(2025年) | 定義の説明と反論(当事者) | American Journal of Lifestyle Medicine | 査読のある学術誌 |
| Candal-Pedreira ら(2025年) | 第三者の文献の整理 | Aging and Disease | 査読のある学術誌 |
出典: 各論文の記録(2026年11月6日に確認)。「査読」の欄は雑誌の仕組みを指し、記事ごとの査読の中身は公開されていない。bioRxiv と medRxiv は同日に公開の記録で掲載先の欄を確かめた。
沖縄の長寿は今どうなっているのか
沖縄の平均寿命の値そのものは調査のたびに長くなっている。下がったのは全国での順位と、全国との差である。
| 年 | 男(順位) | 全国との差 | 女(順位) | 全国との差 |
|---|---|---|---|---|
| 1985 | 76.34年(1位) | +1.39 | 83.70年(1位) | +2.95 |
| 1995 | 77.22年(4位) | +0.52 | 85.08年(1位) | +1.86 |
| 2000 | 77.64年(26位) | -0.07 | 86.01年(1位) | +1.39 |
| 2005 | 78.64年(25位) | -0.15 | 86.88年(1位) | +1.13 |
| 2010 | 79.40年(30位) | -0.19 | 87.02年(3位) | +0.67 |
| 2015 | 80.27年(36位) | -0.50 | 87.44年(7位) | +0.43 |
| 2020 | 80.73年(43位) | -0.76 | 87.88年(16位) | +0.28 |
出典: 厚生労働省「都道府県別生命表」平成12年・平成27年・令和2年、沖縄県の資料(2000年の男の順位と値)(2026年11月6日に確認)。全国との差は当記事の計算。
沖縄ではこの落ち込みを「26ショック」(2000年の男性26位)、「330ショック」(2010年の男性30位・女性3位)と呼んでいる。県は「2040年に男女とも平均寿命日本一」を長期目標にした計画を2014年に作った。
ただ、年齢別に見ると話が変わる。2020年の主な年齢の平均余命(その年齢の人があと何年生きるかの期待値)はこうである。
| 年齢 | 男 沖縄 | 男 全国 | 男 順位 | 女 沖縄 | 女 全国 | 女 順位 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 0歳 | 80.73 | 81.49 | 43 | 87.88 | 87.60 | 16 |
| 20歳 | 61.08 | 61.84 | 43 | 68.19 | 67.91 | 15 |
| 40歳 | 41.71 | 42.43 | 43 | 48.56 | 48.26 | 15 |
| 65歳 | 20.07 | 19.89 | 15 | 25.44 | 24.77 | 1 |
| 75歳 | 12.93 | 12.47 | 2 | 16.85 | 16.12 | 1 |
出典: 厚生労働省「令和2年都道府県別生命表の概況」表2-1・表2-2(2026年11月6日に確認)。単位は年、順位は47都道府県の中の順位。同じ値は表の並びの順位。
男性は0歳から40歳までは43位なのに、75歳では2位である。女性も65歳以上は1位で、厚労省の概況も75歳の順位が0歳より大きく上がる県に沖縄を挙げている。2000年の時点では、男性の40歳は9位、65歳は1位だった。つまり優位のある年齢が、時間とともに上へ移っている。プーランとヘルムは2024年に、沖縄の人口は第二次世界大戦の前に生まれた世代と後に生まれた世代に分かれ、前の世代は死亡率がとても低く、後の世代は本土より高いと結論した。
市町村で見ても同じである。令和2年の市区町村別生命表(2019〜2021年の死亡。小さな町村の揺れはベイズ推定という統計の方法でならしてある)で、沖縄の41市町村のうち、男性で全国の81.5年以上なのは西原町(82.1年)だけで、最も短いのは宮古島市(79.4年)である。女性は35市町村が全国の87.6年以上で、最も長いのは豊見城市と北中城村(88.7年)、最も短いのはうるま市(87.3年)だった。
百歳以上の人の数も、かつてとは違う。沖縄は1972〜2006年に人口あたりの百歳以上が全国1位だったが、2026年9月の統計では人口10万人あたり81.20人(全国87.51人)で39位である。1位は島根(186.65人)、2位は高知(169.52人)だった。この数字は人口全体を分母にするので、若い人の多い県では低く出やすく、百歳まで生きる確率そのものではない。人数は1975年の37人から2010年の922人、2026年の1,192人と増えたが、同じ2010年からの16年で全国が約2.4倍(44,449人から107,677人)なのに対し、沖縄は約1.3倍である。
健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されずに暮らせる期間)も高くない。2022年の値は男性71.62年で下から3番目、女性74.33年で下から2番目である。ただし厚労省は、都道府県の比較には信頼区間も考える必要があると書いている。
原因は一つに決まっていない。琉球大学などのグループは2008年に、戦後の世代で心臓病の死亡が本土より多くなったこと、沖縄の低出生体重の割合が本土より20%高いことから、低出生体重で生まれた世代が中年になった影響の可能性を挙げた。沖縄県の研究報(1973〜2009年の統計)は、20〜64歳の死亡率が1990年代以降は全国を上回り、男性では2000年以降に差が広がったこと、肝疾患、急性心筋梗塞、脳出血、糖尿病の増加が目立つことを報告した。県の2021年度の調査では、20歳以上の肥満は男性41.6%、女性24.8%で、30〜50歳代の男性は5割を超えていた。反論の論文と文献の整理は「西洋化」を理由に挙げるが、どれも観察からの説明で、分けて確かめた試験ではない。
沖縄がブルーゾーンと言えるかについては、研究者の間でも書き方が割れている。同じ2025年に、オースタッドとペスは「沖縄はもう条件を満たさない」と書き、プーランとヘルムは1923年生まれまでの百歳の研究で「ブルーゾーンの地位が確かめられた」と書きつつ「まだ議論がある」と添えた。前者は今の人口、後者は戦前に生まれた世代を見ていると読むと、話がつながる。
ニコヤやイカリアの長寿は今も続いているのか
長寿の地域は続くとは限らない。これは反論の論文も認めている。
ニコヤでは、2023年の研究が1990〜2020年のコスタリカの成人約55万人を調べた。ニコヤの男性は、1905年生まれでは他のコスタリカ人より成人の死亡率が33%低かったが、1945年生まれでは10%高かった。死亡率の低い地域は半島の南の狭い範囲に縮んでいた。著者は、極端な長寿の地域はおそらく一時的なもので、見直し続ける必要があると結論している。理由ははっきりせず、反論の論文は移住と近代化を疑っている。
サルデーニャは、反論の論文が「今も保たれている」と書く地域である。一方でニューマンの原稿は、イタリアの県を比べると、生まれてから55歳まで生き残る割合が最も低いのはブルーゾーンの県オリアストラだと書いている。見ている年齢が違うので、どちらかだけでは判断できない。
イカリアは、プーランらが2025年に、必要な人口のデータを更新できず、今もブルーゾーンと言えるかは確かめられていないと書いている。文献の整理も、指標の多くはオリアストラとサルデーニャの差ほどにはギリシャの他の地域と違わないとして、調査中に分類した。
ロマリンダは、文献の整理では除外である。カリフォルニアのアドベンチストの個人を追った研究は別にあり、地域の話と宗教の共同体の話を分けて読む必要がある。
なお、寿命の限界そのものの論争は不老不死の記事で扱う。
ブルーゾーンの習慣をどう受け止めればよいのか
ここまでの証拠から言えるのは、「この9項目を守れば何年長生きする」ではない。そのうえで、読むときに誤解しやすい点を書く。
ワイン。パワー9の「夕方のワイン」と、論文の「適量を飲む人は飲まない人より長生きする」という文は、そのまま受け取らないほうがよい。厚生労働省の2024年の飲酒のガイドラインは、飲酒の習慣がない人に無理に勧めることは避けるべきとし、高血圧や男性の食道がん、女性の出血性脳卒中などでは少量でも発症の危険を上げるという研究を紹介している。適量の飲酒で死亡が少なく見える話は、健康寿命の記事で偏りとあわせて書いた。
腹八分と断食。沖縄の観察はカロリー制限の研究でよく引かれるが、この分野の総説も、死因別の死亡や寿命を人の臨床試験で測るのは現実的でないと書く。食べる時間を決める方法は別の話で、人の試験の中身は16時間断食の研究にまとめた。
商品やプログラム。「ブルーゾーン」の名前が付いた本、食品、プログラムは、地域の研究とは別のものとして見たほうがよい。名前は商標の事業でも使われている。ベットナー自身も2025年の講演の題で、長く健康に生きる特効薬や魔法の薬は無いと言っている。
まだ分かっていないこと
地域の習慣を別の人が取り入れて、寿命や死亡が変わるかは分かっていない。PubMed で題名に blue zone(s) を含む76件(2026年11月6日)の題名を読んだ範囲では、寿命や死亡を評価項目にした無作為化試験は見当たらなかった。パワー9の項目に付いた年数の多くは、当記事が元の研究までたどれていない。
年齢の記録の争いも終わっていない。ニューマンの原稿は掲載されたものとして確かめられず、反論は当事者を含む研究者によるもので、独立した第三者による記録の調べ直しは当記事が読んだ範囲には無かった。沖縄の戦後に作り直された戸籍をどこまで信じられるかは、プーランらも「まだ議論がある」と書いている。
沖縄の順位が下がった原因も分かれていない。低出生体重の世代の影響、肥満、肝疾患、食事の変化などが挙げられているが、どれがどのくらいの割合を占めるかを分けた研究は、当記事が読んだ範囲には無かった。ニコヤの優位が消えた理由も、反論の論文がはっきりしないと書いている。
新しい候補(マルティニーク、オランダの自治体、如皋など)が本当に長寿の地域かも検証の途中である。文献の整理の著者も、社会経済の状況、職業、医療の利用についての研究が足りないと書いている。
注意
この記事は地域の研究の紹介で、特定の食事、飲酒、断食を勧めるものではない。持病がある人、薬を飲んでいる人、妊娠中・授乳中の人が食事を大きく変えたり断食を始めたりする時は、医師に相談してほしい。診断や治療の代わりにはならない。
出典
- Identification of a geographic area characterized by extreme longevity in the Sardinia island: the AKEA study(Experimental Gerontology・2004)
- The validity of Blue Zones demography: a response to critiques(The Gerontologist・2025)
- Blue Zones, an Analysis of Existing Evidence through a Scoping Review(Aging and Disease・2025)
- Blue Zone, a Demographic Concept and Beyond(American Journal of Lifestyle Medicine・2025)
- Blue Zones: Lessons From the World's Longest Lived(American Journal of Lifestyle Medicine・2016)
- Lessons From the Blue Zones: There is No Silver Bullet (or Magic Pill) for a Long, Healthy Life(American Journal of Lifestyle Medicine・2025)
- Making the Blue Zones: Neoliberalism and nudges in public health promotion(Social Science & Medicine・2015)
- The Nicoya region of Costa Rica: a high longevity island for elderly males(Vienna Yearbook of Population Research・2013)
- The exceptionally high life expectancy of Costa Rican nonagenarians(Demography・2008)
- The vanishing advantage of longevity in Nicoya, Costa Rica: A cohort shift(Demographic Research・2023)
- Ten years of life: Is it a matter of choice?(Archives of Internal Medicine・2001)
- Caloric restriction, caloric restriction mimetics, and healthy aging in Okinawa: controversies and clinical implications(Current Opinion in Clinical Nutrition and Metabolic Care・2014)
- Diet and longevity in the Blue Zones: A set-and-forget issue?(Maturitas・2022)
- Evolution of the Dietary Patterns Across Nutrition Transition in the Sardinian Longevity Blue Zone and Association with Health Indicators in the Oldest Old(Nutrients・2021)
- Description of Lifestyle, Including Social Life, Diet and Physical Activity, of People ≥90 years Living in Ikaria, a Longevity Blue Zone(International Journal of Environmental Research and Public Health・2021)
- Assessment of the Health Status of the Oldest Olds Living on the Greek Island of Ikaria: A Population Based-Study in a Blue Zone(Current Gerontology and Geriatrics Research・2019)
- Specific features of the oldest old from the Longevity Blue Zones in Ikaria and Sardinia(Mechanisms of Ageing and Development・2021)
- Determinants of All-Cause Mortality and Incidence of Cardiovascular Disease (2009 to 2013) in Older Adults: The Ikaria Study of the Blue Zones(Angiology・2016)
- Blue Zones-Based Worksite Nutrition Intervention: Positive Impact on Employee Wellbeing(Frontiers in Nutrition・2022)
- The Engineered Blue Zone: Lifestyle Medicine at the Scale of a City(American Journal of Lifestyle Medicine・2026)
- Supercentenarian and remarkable age records exhibit patterns indicative of clerical errors and pension fraud(bioRxiv・プレプリント・第4版 2025)
- The global pattern of centenarians highlights deep problems in demography(medRxiv・プレプリント・2024)
- Winners of the Ig Nobel Prize(Improbable Research)
- The mystery of Japan's missing centenarians explained(Demographic Research・2012)
- Hypothetical errors and plateaus: A response to Newman(PLoS Biology・2018)
- They really are that old: a validation study of centenarian prevalence in Okinawa(The Journals of Gerontology Series A・2008)
- Exceptional Longevity in Okinawa: A Plea for In-depth Validation(Demographic Research・2011)
- Exceptional longevity in Okinawa: Demographic trends since 1975(Journal of Internal Medicine・2024)
- Declining longevity advantage and low birthweight in Okinawa(Asia-Pacific Journal of Public Health・2008)
- 令和2年都道府県別生命表の概況(厚生労働省)
- 平成27年都道府県別生命表の概況 3 都道府県別にみた平均寿命の推移(厚生労働省)
- 平成12年都道府県別生命表の概況 2 都道府県別にみた平均余命(厚生労働省)
- 令和2年市区町村別生命表の概況(厚生労働省)
- 令和8年度百歳の高齢者へのお祝い状及び記念品の贈呈について 正誤表(厚生労働省・2026)
- 健康寿命の令和4年値について(厚生労働省・2024)
- 健康に配慮した飲酒に関するガイドライン(厚生労働省・2024)
- そうだったのね!?沖縄県の現状 令和3年度沖縄県県民健康・栄養調査結果より(沖縄県)
- 沖縄県における性・年齢・死因別死亡率の推移(沖縄県衛生環境研究報 第44号・2010)
- 健康おきなわ21の推進(沖縄県 八重山保健所の資料)
- 会社概要(株式会社ブルーゾーンホールディングス)
よくある質問
ブルーゾーンとは何ですか?
百歳に達する人の割合が周りより特に高い地域を指す言葉です。2004年にプーランらがイタリア・サルデーニャ島の研究で使い、地図の印に使った青いマーカーが名前の由来とされています。検索で上位に出る株式会社ブルーゾーンホールディングスはヤオコーグループの持株会社で、長寿地域の研究とは別です。
ブルーゾーンの5つの地域はどこですか?
よく挙げられるのはサルデーニャ(イタリア)、沖縄、ニコヤ(コスタリカ)、イカリア(ギリシャ)、ロマリンダ(米国)です。ただし2025年の文献の整理では、十分に調べられたのはサルデーニャ、沖縄、ニコヤで、イカリアは調査中、ロマリンダは除外とされました。ロマリンダは編集者の要望で入ったと論文に書かれています。
ブルーゾーンの習慣をまねすれば長生きできますか?
確かめられていません。パワー9と呼ばれる9項目は長生きした地域を後から調べて取り出したもので、別の人が取り入れて寿命が変わるかを試した結果ではありません。論文に書かれた年数には文献番号が付いていないものがあり、地域を研究してきた研究者も、食事が原因だという主張には証明が要ると書いています。持病がある人や薬を飲んでいる人は、食事を大きく変える前に医師に相談してください。
ブルーゾーンの年齢の記録は間違いだったのですか?
決着していません。ニューマンのプレプリントは出生証明の少なさや地域の貧しさから誤りや不正の可能性を指摘し、2024年にイグ・ノーベル賞を受けましたが、2026年11月6日時点で査読誌への掲載は確かめられません。2025年には複数の記録を突き合わせた手順を示す反論が査読誌に載りましたが、書いたのは当事者を含む研究者です。日本の23万人という数字は戸籍の調査の結果で、平均寿命の計算には使われていないと別の論文が説明しています。
沖縄は今も長寿の地域ですか?
世代によって違います。2020年の沖縄の平均寿命は男性80.73年で43位、女性87.88年で16位です。一方で75歳の平均余命は男性が2位、女性が1位で、高齢の世代には優位が残っています。研究者も、戦前に生まれた世代の死亡率は低く、戦後の世代は本土より高いと報告しています。人口10万人あたりの百歳以上は2026年に39位でした。